2010年11月23日火曜日

慈照寺 銀閣

ホテルへ車をおいて市バスで移動、考えられないほどの人たちがバスを利用する。地下鉄に比べると時間が読めないのは事実であるが、それでも観光案内を片手にまわるには十分な足。
どうだろうほぼ30年ちょっとぶりの銀閣は。
個人的には好きな寺。。。
意外に知られない歴史の中で、銀閣寺は裏山の崩落により江戸時代に移転、修復、改装が行われている。銀閣の代表この「観音堂」。実は元々1階と2階をつなぐ階段はなくそれぞれの階層が独立した造りであった。2階へは独立した回廊から階段を上って入る、それが証拠に2階の南北方向には窓ではなく扉が備わっている。元々東求堂(トウグウドウ)から立体的な専用の建築で結ばれていた。勿論、建物の配置、庭園の形位置も全て江戸時代の復元で変えられている。
残念ながら、銀閣寺を創建した室町幕府8代将軍の足利義政は完成を見る前に他界しているが、完成当初は、祖父である足利義満が建てた北山山荘(金閣寺)が現在も金色であるのに対し、月夜に銀色に輝く様、塗装を施されていた。東山文化の代表東山山荘。
…私の記憶が正しければ…
銀閣正面錦鏡池越しに見える山、これが崩落した斜面。

拝観を終えて銀閣寺前の抹茶シューを妻と。教典を唱えるこの方が、仏の道は世界共通のようだ。

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