2011年7月30日土曜日

富士見高原 ゆりの里

先週に引き続き富士見高原ゆりの里。
今週は断続的な雨模様、さらにそんな天気の中地元の夏祭りもありとうてい出かける事はできずに半端な時間を家で過ごし、炎天下とゲリラ豪雨の中地域の作業に時間を割いた。新潟・福島の豪雨災害に遭われた皆さんには心からお見舞い申し上げる。先週のゆりの里であるのをお間違えなく。
2年前にあの"米美知子"女史と出会った白樺ゆり園。ごつごつとした明らかに溶岩が転石となっている斜面一面に花が咲く。お花畑という光景はこのことを言うのではないかと思うのだが、南アルプスのお花畑と比べると派手やかで、昨今はやりの大和撫子とはかけ離れている。色合いからして大和ではなく南国を思わせる光景。
おそらく、八ヶ岳連峰の噴火に伴う溶岩類である事は間違いないのだろうが歴史の流れと、そこに居着いた人間の歴史を感じさせる。
こちらは展望ゆり園。個人的には富士見のゆりはこの展望ゆり園の開花具合を見て判断すると捕まえやすいと思う。ここのゆりが開花してしまうと花壇のゲレンデや白樺ゆり園はみずみずしさは望めない。展望のゆりが8割くらいの開花時が全体としてベスト、全てを楽しめられる時期と思う。但し、その年による雨の具合により花弁のシミが増え台無しにしてしまう。また我々サラリーマンには週末の休日がポイントであるからきわめて偶然性に左右される。
晴天続きの今年は近年3年間ではベスト。花の具合、天候、日柄全てに恵まれた。ここまで条件がそろうとむしろ花のアピールが強く、こちらが撮らされてしまう立場になってしまう事に要注意だ。

2011年7月25日月曜日

阿南町 ひまわり

再掲第3弾。本日のNHK連続テレビ小説「おひさま」のエンディングで流れました。
詳しくは http://www.nhk.or.jp/shinshu-blog/600/
どうしてもこの写真は子供の頃の夏休みを思い出します。
そしてここへ行くと「幼い日に」を口ずさみ、麦わら帽子をかぶりたくなるのはきわめて私的体験に基づくもの。まだまだ全てに無知で毎日楽しく過ごしていたあの頃が一番幸せだったのかもしれない。

2011年7月24日日曜日

富士見高原 ゆりの里

今年もゆりの季節がやってきました。開園時間にはまだ青空を見ることができて夏の暑さと高原の涼しさをおさめられるかと思ったところ、残念ながら雲の多い日となってしまった。
昨年期をいっして雨の後シミが目立つゆりとなってしまったが、今年は晴天続きで綺麗なゆりがおさめられたと思う。実は先週をピークと読んでいたのだが、やんごとなき事情により今週足を運ぶこととなった。しかしながら今週がベストと思われる。
毎度のことだが、花は満開前が良い。まだ未開の蕾がぼくぼくとあるくらいの方がゆりは生えるし、みずみずしさが感じられる。昨年失敗で一昨年は少々早く今年はベストといたところだろう。
…展望ゆり園のゆりの様子だが。

白樺ゆり園もベスト。花の命は短いがその咲き誇る生命力は見事なもので自然でなければできない彩りやその場の空気、清涼感を我々に与えてくれる。

2011年7月18日月曜日

国立がん研究センター中央病院 ~築地

一見ガンダムを思わせるようなこの建物、正面玄関ポーチに刻まれたその文字を読むまではこれが目当ての"ガン中"とは思えない。もっとも一度憶えてしまえば何でもないことなのだが、これを初めて目当てで探していくとこの巨大さに眼中にはあってもそれと気がつかない。
我々平民は少々おそれおおくて院内へ入る雰囲気はないが、病になれば入らざるを得ない。…当たり前。先般隅田川を下った際に桂離宮からも確認できていたであろうこの建物は築地の市場群に目がいっていて気がつかなかった。病棟の看護師さんは東北大震災の際階段で最上階まで上ったらしいが、狭い国土、有効利用、立体的な活用となると非常時には大変なリスクを背負う事となる。エネルギー問題は避けて通れないが、自然エネルギーに頼ることだけを主張し私的見解などと言い訳をしている方は、果たして現在の技術でどれだけのエネルギーが賄えるのか本当に知って言っているのかわからない。誰だって思うことだから。
話はそれたが、次回はガン中の中の探検を是非してみたい。

築地本願寺

この連休を利用しての息子・娘のところへの旅、さて今回は十分知っていて有名でありながら行った事の無い「築地」。移転でも騒がれ最近は火災でニュースになったが、私も妻も行くのは初めてだ。ご存じか?この築地の市場は土日祭日はお休み、だからといって我々が行くには土日祭日しかあり得ない。と言うことでどうしてもここで海鮮丼を食べたくて妻と二人出かけた。
画像は"築地本願寺"。良く芸能関係の方たちが出てくるあれ。三年ながら有名な割にはこれと言って見るところがない、おそらく完全鉄筋コンクリート、私にはよくわからないがステンドグラス?と思われるものがはまっている。よく解説を読めばその理由もわかるのだろうが折からの熱暑のために中で涼むのが精一杯。機会に恵まれれば改めて平日の築地を堪能したい。

2011年7月10日日曜日

法船寺 ~松本

こちらも松本、弘長寺からほどなく近い場所にある。
こちらはどちらかというと裏山ではなく庭がメイン。石組み、石塔、あじさいの組み合わせでどことなく近代的な雰囲気を感じさせてくれる。折しもこのとき松本は夕立に見舞われ、蒸し暑い中で早々に失礼してしまったが、地蔵とあじさいの良い構図のものが撮れると良かったかもしれない。
これで今年のあじさいの季節は終演、次期華やかな花風景を期待する。

弘長寺 ~松本市

さて、あじさいの旅は続く。こちらは松本市(と言っても塩尻境)のお寺。
真っ赤なほこらと太鼓橋があじさいに囲まれた構図が有名だが、その裏山の花の量に圧倒される。紅「くれない」と言うあじさいが、どこかピンクに染まるあじさいと異なって日本人古来の紅"ベニ"色に染まるのが珍しいらしい。…ところがおさえた2台のカメラの内一台のデータが紛失。
少々暑さを食らって元気がなかったが、あじさいの時期には一見する必要がある。

鳥居平やまびこ公園 ~岡谷

ラベンダーが撮りたくて深妙寺からやまびこ公園へ足を伸ばしたのだが、ラベンダーよりはむしろ梅雨明けの夏空に生える積乱雲と緑に染まる丘が美しくそちらにひかれてしまった。
この丘の向こうをどうしても見てみたくなるこの構図は、急峻な山国で育った私にはある意味あこがれる情景で山国信州でもここ中心地区の中央構造線、糸魚川静岡構造線のクロスする地域でしか見ることができない気がする。美ヶ原・車山など老齢期を迎えた山並みはこのようになだらかな曲線を描き何とも柔らかく期待感を持たせる。
残念ながら富士を見ることはできなかったが、諏訪湖を一望でき八ヶ岳連峰をおさめられる。
ここも四季を通じて追いかけられる場所。

深妙寺 ~伊那市~ 再び

先週ちょいと早めだった深妙寺に再び。あの量で圧倒するのがこの寺の特徴だが、正直電線と裸電球が張り巡らされてなかなか思うように納められない。…良くあることだが。
やはり今週はその量でピークを迎えており裏山の状況は迫力がある。しかしながら、例年に比べオーソドックスな紫色のあじさいが少なく感じ、またその花のみずみずしさも先週に比べると若干落ちた気がする。この季節蒸し暑い中で汗をかきながらこのお寺の裏山を歩くと梅雨明けを感じさせてくれる。…今週はあじさい三昧。

2011年7月4日月曜日

高島城 ~諏訪

再掲です。
本日のNHK朝の連続テレビ小説"おひさま"のエンディングで流れました。

http://www.nhk.or.jp/shinshu-blog/600/
満開の桜に春の青空、この日は富士山も天守閣から見えました。

2011年7月3日日曜日

旧山一林組製糸事務所 ~ 岡谷

以前から興味が有り一度訪ねたいと思っていた製糸の町岡谷の産業遺産。歴史的価値と個人的にはあの女工哀史野麦峠の「政井みね」の足跡を感じる事のできる場所を訪ねたかった。
旧山一林組事務所。この建物の裏側には大きな製糸工場があり多くの女工たちが劣悪な環境下日本の殖産興業、富国強兵、経済的にも産業的にも今日の日本の礎となるまさに血と汗の聖地だ。現在は駐車場となっておりその様子はうかがえないが、事務所窓から見えるその敷地は白黒の世界で向上が連立する様子を思い浮かべさせるには十分な場所。
こちらはその入り口横にある守衛所。1900年前後多くの工女がこの門をくぐり命を落とした。14歳から20歳で亡くなるまで100円工女政井みねもここを通ったのであろう。
近代産業の始まりとともに、劣悪な環境下で働いた彼女たちが、後にストライキなど労働者の権利を主張し戦った歴史など今はどこにも感じられない。
今回はここまでで、旧林家などを観て帰路に着いたが、山一製糸と山一林組など今一度あやふやな知識ではなく、深く歴史の勉強をしてから今一度訪ねてみたい。

深妙寺 (ジンミョウジ) ~伊那市

伊那のあじさい寺。
少し早かったです。そういう意味では花はみずみずしく開花しているものは花びらの先まで生き生きとしたりりしさを感じる状況だった。しかし開花が今年は遅いのか?量は少量であの本堂裏山を一面に覆う青さはなく少々寂しかった。
例年汗だくになって歩くところ、今年はさほど蒸すような暑さはなく昨年よりは2日ほど早いだけだったが遅れ気味。次の週末では遅くなってしまうか?ウィークデイがベストとなるのではないか?
いずれにしても幼少の頃から梅雨の花として認識のある「あじさい」は、梅雨のしずくと、蒸し暑さと共存する花だ。それだけにさわやかな青から紫にかけての色合いと、純白ではないオフホワイトの色。さらには初めて知った赤を帯びた色合いも快さを与えてくれる。