2010年11月25日木曜日

三千院

京の旅3日目。残念ながら今日は帰らなければならない。来年銀婚を迎える妻とは私が大学を卒業する年の冬に京都を旅した事がある。それから既に25年、その時はレンタサイクルで京都を回ったのだが、実際どこへ行ったのか記憶はない。会話の中ではその思い出だけで「良かった、良かった」と言うのであるが、できればもう3日ほどここにとどまって歩き回りたいものだ。
最終日、京都は何度か来ているものの大原には夫婦二人とも行った事がない。最終日市内から比叡山を右手に見て大原に上がり、そこから市内に戻らずに北へ回って琵琶湖を渡って帰る予定だ。歌に唄われる「京都 大原 三千院」オーソドックスなおきまりの紅葉場所だが、客殿から寝殿を見た紅葉。これ良くパンフレットにある情景写真。
こちらは「わらべ地蔵」苔と同化していて見落としてしまいそうだが私の確認できたのは5体。全部でいくつあるのか調べてはないが、何ともだだをこねているかに見える寝そべった地蔵は愛嬌を振りまく。山道を登って境内最奥部の観音堂まで一回り、十分堪能して2時間は要する。
歌では恋に破れてやってくる事になっているが、東山とは異なった静かな空気が流れ落ち着いたたたずまいだ。

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