2009年10月3日土曜日

小さい秋


まだまだ秋の紅葉は先のようだ。駒ヶ岳の千畳敷カールが良いくらいだろうが、里の、しかも標高の高いところへ行ってもまだ紅葉と言うにはほど遠い。
平地ではようやく稲刈りが終わり、つい最近まで黄金色に輝いていたたんぼは刈り田となって美しいラインを出している。
地味ではあるが、飯島の西岸寺を訪ねてみた。
ここは庭園が有名でさほど大きなお寺ではないが庭の美しさでは有名だ。長く続く参道が見事に直線で造られ、それだけでも時間を感じてしまうのは日本人。
当然まだ紅葉の木々は見られないが、一部には色がついている樹種もある。
昨夜の雨から一転、秋晴れが晴れ渡りだしたまだまだ濃い日射しの中
先行して色づきだしたものはそれでも赤を主張している。
基本的に紅葉は赤や黄色だが、これらが集まった場合にはどちらかだけではうんざり感がある。むしろ人為的ではないその配色が良くて、どちらも混在した方が美しく感じる。
もちろん個人の主観だが。庭園では極少数の赤と圧倒的な緑で染められていたが、それでも間違いなく秋が近くまでやってきているのは事実だ。

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