2010年4月17日土曜日

千人塚 公園

先週蕾さえ見られなかった千人塚の桜は、この一週間で猛烈な追い上げを見せて5分咲きと言ったところだろう。そこそこ桜らしくなりながら枝にはまだまだ寂しいところがある。それどころか桜を追い越すようにその名の通りのサツキが咲き始めている。この色は私好みの色だ。谷間の桜の草地は雪が積もり、木々の枝からは雪融けのしずくがやたらと落ちて目下雨降り状態と変わらない。比較的混み合っていない桜の間に大きな赤い花が咲き誇り谷間は雪でぬかるみながらも青空が広がっている。
中央アルプスは天気予報通り西からの風を受けて木曽谷からの上昇気流で雲を作り出し、伊那谷へたれ込んで稜線を隠し込む。とぎれとぎれに新雪で白さを増した稜線を見せながらも雲の白さとは明らかに違う白銀に反射状況、これでくっきりと山並みを見せてくれれば良いのだがそんなわけにはいかない。桜が終わればここはつつじの世界がしばらく楽しませてくれる。駐車場は他県ナンバーばかり、自然の満喫にはとても良いところだ。
ぐるっと一回り、まだ寂しい枝があるものの青空に咲く桜はやはり日本人の心を洗い流してくれる気がする。一月前ほどの靖国神社もそうであったが賛否は別として、清楚、潔さという日本人の生き方、武士道的な感覚にはぴったりの花だ。ここは来週がベスとかな。

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