2010年5月16日日曜日

九輪草 (クリンソウ) とシャクナゲ

喬木の九十九谷のクリンソウは有名だ。高遠の遠照寺の牡丹の様子と比べながら、来週動きがとれないので今週どちらにしようか迷っていたのだが、昨年牡丹は5/21に行っているが時既に遅く散り始めとなってしまった。大半の花は何でもそうなのだが、満開というよりは七分咲きくらいが賑わいも彩りもベストだと思う。牡丹はまだ蕾、妻がクリンソウの話をしたのでそちらへ出かける事に。前々からその入り口はいくつかあってどれがそれなのか不明なままいたのだが、時間が早く最初の駐車場が空いていたのでそこへ留めて歩き出す。何処も初めていくところはそうなりがちな

のだが、だいたい遠いところへおいてしまう。と思いきや、何の事はない、入り口付近は相当な山中へ入っていくのかと思ったのだが、10mも歩けばその花園が一面に広がる。この花はわさびなどと同様どうやら水場に咲く花のようだ、九輪というのもその花の形状を見ると納得できる、沢筋の水が流れる場所にぴゅーっと伸びてリング状の花をつける、色も多種、おまけにハナモモと同様に交配が進むと色が混ざりだし、純粋な白は赤色系に負けていくようだ。
この壮大さは広角の下からあおるようなアングルが良いのだろうが、作られた足場からは降りたくないしなかなか難しい、さらに水場の畦道は結構泥だらけの状況にもある。…入り口付近に案内があるのだが、この谷はシャクナゲも有名なようだ。シャクナゲは山法面にまばらに真っ赤な花をつけているのだが、そのまばらさがとても良い。まとめられたシャクナゲ園とは異なりひっそりと身を潜めている。何でも五本のシャクナゲが元で広まったらしい。もうしばらくこの谷は楽しめそうだが、改めて恵まれた自然環境の大切さを感じた 谷 だった。
《NHK 撮るしんで放映されました。。》

0 件のコメント: