2010年9月19日日曜日

美ヶ原高原

紅葉までの端境期、連休は娘のところへ出かけようか親心としては気になっていたのだが、と言っても娘はまだ信じられない夏休み中。気にするのは親ばかりでとっとと北海道へ旅行に出かけてしまった。そこで妻と相変わらずの二人旅。前々から気になっていた美ヶ原高原「王ケ鼻」へ出かけた。行き方はいろいろある、西側にタッチして行く方法もあれば東側にタッチする方法もある。王ヶ鼻は東の突端だから東にタッチ、行き止まりの自然保護センターまで車で登りそこからはひたすら歩く、
川村高弘の真冬の美ヶ原に感化されての現地確認だ。当然ながら360°の展望、北・南・中央アルプスはもちろん富士山までもおさめることができる。王ヶ鼻の石仏は何ともその場を醸しだし、その足下の岩は明らかに堆積岩が斜めに隆起した千枚岩、もろく一枚一枚河原のようにはがれ落ちる、北アルプスは大好きな槍を確認できた、八ヶ岳は蓼科山から赤岳までその全貌を見られる、残念ながら富士の姿と浅間山、御岳を望むことはできなかった。最近こんなに歩いたことが無かった私は、
途中から子供時代の遠足の疲労感にも似た股関節の疲労感を感じながら美しの棟半ばにして引き返してきたが、我々よりも十分老齢の方々が健脚勇ましく夫婦で快適にトレッキングする姿は、まだまだ中年にも達しない我々に日頃の運動不足をここぞとばかりに突きつけていた。当然ながら次回は東側山本小屋ふる里館からタッチする、そこから縦断して東の突端王ヶ鼻まで行ってくる。厳冬の冬では自身がないので春先まだアルプスに残雪が輝く季節をねらいたい。

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