2011年9月11日日曜日

美ヶ原高原

昨年は松本側から登り、自然保護センターから王ヶ鼻、王ヶ頭ホテルを経由して美しの塔を目指したが、いかにせん虚弱な体力で途中で断念、遠目に塔を見て撤収した。今年は反対側、山本小屋側から歩き出し、とりあえず走破のための昨年の引き返し点までを目指した。
根本的に歩き出しが平坦に始まるだけで随分楽に感じる。少し上がれば美しの塔も、王ヶ頭も見渡せ、意外にも歩く意欲をもてる。戻ってきた夏の日射しと高原の冷たく感じる乾いた風に恵まれ気持ちの良い高原が満喫できた。
馬も撮ります。美ヶ原と言えばどうしても"牛"のイメージではあるが、これは子馬。近傍には母親と思われる馬が寄り添っていた。目は優しく、よーく見るとその骨格はキリンを思わせる構造を想像させるが、間近に見る馬はその足の大きさや毛づやも含め力強さと美しさを持っている。
牧草地で風にたてがみを流しながら走る姿は平和の象徴化のようにも見える。

こちらはビーナスライン三峰大展望代からの展望。毎回思うのだが、このなだらかな山容を見ると美ヶ原に来た気がする。勝手な個人的解釈で、おそらくこの地帯は老年期を迎えた山なのだとおもうが、険しく切り立つ場所は少なく地球の歴史の中で早期に造山去れ、長い年月を経てここまで丸くなったのだと想像する。
美ヶ原をあとにし、美ヶ原美術館に寄ってみたが、なんとそこは上田市。意外にも北に足を伸ばしている事に驚いたが、良く天気予報で流れているあのモニュメントが並んでいた。

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