2010年6月27日日曜日

路傍の風景

今週もまた梅雨特有のしとしと雨に見舞われ、垂れ込めた雲と雨で出かける気がいっそう起きなかった。時折射す日ではかえって湿度が上がって蒸し暑く大変不快指数の高い週末だった。とはいえ梅雨時のしっとり感と春先の新緑が共存している場所と言えば来週に7月を控えたこの時期では標高の高いところとなる。山道を登り心地よい汗をしっかりとかいて沢の流れる音に耳を傾け、鳥や鹿の鳴き声を聞きながらおそらく私では絵の具でも、色鉛筆でもその他どのような道具を使っても現す事の出来ない蛍光色とも言うべき新緑の色合いは、その色により近く写し撮る事しか出来ないだろう。やがて、感激色から期待色に化ける美しさはなかなか満足のいくものにおさめられない。
ずっと昔から流れ続けていたであろう生活の一部にとけ込んでいる滝は、あるのが当たり前で何の疑問も感じないし、無いことの方が違和感を感じるであろう。また、人の足跡すら感じられない苔むした石を敷き詰めた沢筋はその圧倒的な美しさで人を寄せ付けない。おそらく当たり前に存在する美しさはどこにでもあるであろう風景で、気がつかない生活の一部。しっかりと引き継いで行かなければならない。正に「瞞天過海」。見落としてはいけないな。

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