2012年4月21日土曜日

散りだした桜

先週は南北で不思議な現象に見舞われたこの地であるが、先週後半からは一斉に咲き出し一挙に舞い散る状況となった。天竜川東のひっそりとした神社。ここでは満開を維持しつつも桜の花びらは風に舞い情緒を深めていた。
あっと言う間の潔さが古くから日本人の心を得て、散り際の潔さや、同期の桜など様々な歴史文化に登場する。中国風に言えば36計走以上ではあるものの、領土の狭い島国日本では真っ向勝負の玉砕戦法が一か八かの先述として唱えられてきた。
古い祠は何度この桜を見てきたのかはわからないが、桜と日本文化がマッチすると感じられるのは、やはり私が何を言っても日本人だからだろう。先週からすると一挙に北上した桜は待たせられた我々にとって非情にも、あっと言う間に通り過ぎ、そしてまたすぐ来年を楽しみに待たせる文化だ。

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