2011年5月15日日曜日

シバザクラ

伊那市小沢のシバザクラ。昨年見損なって気になっていたのだが、行ってみれば確かに綺麗だ。どうやら今期最終日に当たったようでおじさんたちはシバザクラの苗を安く売ってくれた。
前々から妻は薄紫のシバザクラを求めており、ホームセンターで買えばそれで済んでしまうのだが、知人にもらったりでそれを育てていた。
午前中近辺の藤をチェックしての午後の思いつきだったが、多くの人たちが園内を訪れていた。これで我が家もシバザクラが何年かごには覆ってくれるだろう。
道中も含め、南アルプスの雪は一挙になくなりその勇姿をだんだんと自然と同化した状況におきつつあり、仙丈ヶ岳、中白根山、間ノ岳、農鳥岳が黒くなっていくのがわかる。これらの山が超3,000m級であるのに対し、中央アルプスはそこまで高くない割には残雪が多く駒ヶ岳、特に千畳敷の残雪は宝剣がすっかり黒いのに比してしっかりと残っている。
これらの山が夏に向かいだんだんと白さを失うのは寂しいことだが、初雪からあっという間に夏を迎える自然の輪廻にはとうてい人間のサイクルなど太刀打ちできるはずもなく、地球規模の時間とその一瞬を生きる我々の命の規模の大きさの違いを改めて感じる。

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