駒ヶ根中央アルプスの麓に位置する 養命酒駒ヶ根工場、この工場の前庭も言うべき「四季咲きの丘」で芍薬(芍薬)が満開だ。シャクヤクはその名の通り生薬。当然養命酒の中にも入っている?のだと思われるが、養命酒と生薬、花と言うところに"らしさ"を感じる。画像的には残雪の千畳敷をバックに花をおさめられればベストなのだろうが、山はあいにくの荒れ模様、前庭だけに工場そのものも入ってしまい残念ながらその構図は望めなかった。養命酒は私が子供の頃、地味な地元の企業という感覚であったが、いまは大正製薬の一部、発祥の地は中川村だ。http://wadanoko.blogspot.com/search?q=%E9%A4%8A%E5%91%BD%E9%85%92
シャクヤクは中国宋代から観賞用として生育、改良をされてきた植物だが、牡丹に属する。牡丹が樹木であるのに大して、シャクヤクは草。多年草なので冬は枯れてしまうがそのまま翌年も成長する。満開を幾分過ぎた今日の状況では、受粉した胚部は大きくふくらんだものもあり、これが生薬となって効能が期待できるのではないかと素人ながらに感じた次第だ。実際にはその根の部分が消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用だそうで、全く見た目とは異なり地下で薬を生産しているそうだ。漢方の国原産地中国では死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つ。とも言われている。蓮の好きな私には横姿の清楚な花の形、パステルな色合いが何とも言えず好みだが、一旦開いてしまうと一挙に散ってしまうところもまた潔さかも知れない。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」”シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚” という、女性の美しさを形容することば。
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