2011年12月18日日曜日

荒川岳 ~ 赤石岳

紅葉シーズンが終わりこれからの季節伊那谷を囲む2つのアルプスが春先5月の連休過ぎまで勇姿を見せてくれる。それぞれのアルプスを撮るのには、中央は午前、南は午後が鉄則であるが、年末の都合で午前中に南アルプスを見に出かけた。
ここまで寒い季節になりながらまだびっしりと実をつける柿の木。バックでは荒川東、中岳、前岳が本格的な雪景色になった。右側の台形型の山=前茶臼とすり鉢を伏せたような奥茶臼の間に雲をたなびかせているのが赤石岳だ。見事な発射台のような山腹を駆け上がった風が山頂手前から雲を発生しているのがよくわかる。
一方、こちらは塩見から荒川までの間。左からひときわ目立つ塩見岳、本谷山、烏帽子岳、小河内岳、東、中・前荒川までくっきりと稜線を描き出した。果てしなく日本列島の地球のシワ、我々はとかく平面的に見がちだが、奥行きを考えると複雑な造山運動をした歴史が不思議でならない。もっともその不思議が自然なのだが。

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