2010年12月26日日曜日

伊那山脈


一週間ご無沙汰しました。先週は中に1日お休みがありましたが、これと言った自然の変化は見られず、寒さと相まってひたすら家の中で過ごしておりました。
さて、金曜日から降り出した雪は本日午前中まで降ったり止んだり。昨夜は世の中が眠りについたあとさらに降ったらしく今朝は道路を含め一面白銀の世界でした。
午後になって若干の日射しが射し伊那谷西側の中腹まで登り、雲で見えない南アルプスの勇姿の手前、中央構造線に沿った伊那山脈(この様な言葉は子供の頃から知らず、ここ数年で憶えた言葉)の積雪を見てきました。元来南アルプスの西側に屏風のごとく脇役で存在する山並みも、この降雪で雪景色、標高差による見事な横一線の降雪ラインを出して化粧をしております。

さらに南方向に目をやると、普段は目立たない標高の高い山も積雪でその姿を見せています。こちらの方向に高いところでは1600mを越える熊伏山や1200mを越える黒石岳、1000mちょっとの戸倉山が見えているはずです。(残念ながらこの山を確認できていません。)いよいよ冬将軍到来、平年よりは早めの気温低下、1年を通じて帳尻を合わせる自然のパワーの前に非力な人間はしたがう事しか出来ません。。。。

2010年12月12日日曜日

千畳敷カール

昨日は千畳敷を撮りたくて空の様子を伺っていたが、日が射すものの東西に有る南・中アルプスの山際は雲がたれ込めその稜線は見られなかった。
今日は期待通りの青空が広がり稜線が望める。この地方の山は東に南アルプス、西に中央アルプスに挟まれいずれのアルプスも南北に走るため午前中央、午後南というのが日向きの王道。まずは比較的容易でなおかつあまり皆が撮らないいつもの場所へ。35mm換算600mmで千畳敷の様子をうかがってみた。この位置からだと千畳敷ホテル、宝剣、中岳、伊那前岳は望めるが駒ヶ岳(正確には木曽駒ヶ岳)は望む事ができない。但し、木曽谷側から望めないこのカールは、伊那谷側に暮らす者としてはかけがえのない財産だ。

南駒ヶ岳

南アルプス・中央アルプスに雪が積もりその勇姿が出だすと、中央アルプスは南部の南駒、仙涯嶺、越百山がその勇姿を見せ春先まで積雪を見せつける。
中央道を走行すれば与太切川橋梁から北3本ほどの橋の上ではその山頂へ続く洞づたいに明確に確認できる。千人塚からシオジ平を経由してぶち当たる中央アルプスの壁。
今年もまたその季節がやってきた。

2010年12月4日土曜日

南アルプス

上村から戻った頃には日は南に傾き、南アルプスがちょうど良い具合になっていた。一気に西の山に駆け上がったが、いつものポイントはまだ晩秋のススキに覆われて良い場所とならない。下ってさらに北へ向かいオーソドックスな場所からおさえてみた。
巨匠Mさんも撮影に見えておりアルプス手前の伊那山脈の山名について会話した。
北の仙丈ヶ岳、北岳から南の赤石岳までいよいよ南アルプスがその勇姿を現す季節となった。春先この地方に桜が咲き散り去る頃までこの勇姿は時に厳しく、時に美しく、その姿を誇示する。

初冬の飯田まち

昨夜伊那谷北部から車を走らせたときに松川・高森間では雨から雪に変わり、積雪の様子はなかったが吹雪く様子だった。こういった天気のあとはほとんどの場合翌日は晴れ渡り青空が広がる。
案の定、一面に立ちこめた霧が晴れ上がると白く装った山並みが洗われ、数日の内には無くなってしまうだろう初冬の風景が広がった。
これが年を越え厳冬期にはいると張り詰めた冷たい空気でまた少し違った堅さが現れる。
この足で赤石林道旧道を駆け上がり上村まで行って一回りしたが、期待した池口岳は全くの逆光の中輝くばかりで絵にならなかった。
来年のテーマ、「遠山谷」を意識する情景に少々気合いが入った。