土日と天候にも恵まれず、なおかつ土日と半端な仕事に追われて自宅でのレンズテストでカメラを持ち出す以外に被写体に向かう事はなかった。そこで過去ものから意外な発見の写真を出しながら今週の日記としたい。野麦峠から飛騨に向かう途中、まだ野麦部落に下りてしまう前の道中では基礎の御嶽山が見られる。当然ながら通常御嶽山と言えば山頂に雪を頂き東西方向から見る裾野の長い、肩幅を聞かせた台形を思い浮かべるが、この道中からは真北から見る事が出来、以外にも細身のスリムな山形を拝む事が出来る。この山形の御嶽山はあまり見る事もないし、なおかつこの山のイメージにも合わない。それだけに新鮮な風景に写る。
また、乗鞍岳は通常東南から眺める我々長野県人からすると、野麦を下り出すとともに全く正反対の西から眺める事が出来る。勝手に言わせてもらえば「裏乗鞍」だ。山様は穏やかな独立山で東、南から眺める山の雰囲気と変わる事がない。実際現場へ行ってみれば火山特有の被覆物に覆われその荒々しさを感じるのだろうが、遠目に見るこの山の優しいなだらかさはどうやら四方から共通に感じられるところだろう。
最後に飛騨の街中では、飛騨と言えば「飛騨の猿簿簿・さるぼぼ」。古い町並みとは反対側の川東では、街中をさるぼぼが歩き
回っている。アニメやかぶりもののキャラクターではなくこの土地特有のキャラだけに小さな子供達にはおなじみとは言えないが、これも飛騨の風物詩、それだけに幼心にも残り何年か後には良い思い出としてよみがえってくるだろう。思い出してみるに、連休でもない平な日曜日にこれだけの老若男女が集うこの町は近代化の中で日本人の心をとらえ、さらには海外の人たちの興味も集めその独特の文化で魅力を醸し出しているのだろう。
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