この時期風越山が雪姿を維持するのは珍しく、その奥に控える摺古木山も雪を残すのは珍しい。早朝、朝日が当たり始める頃、飯田のまちから眺めるとほぼ同じ標高に見える両山だが、奥に控える摺古木山の山頂に日が当たりオレンジ色に輝く。白川義員の世界百名山ではないが、山頂だけに日をいただいた山は誠にきれいだ。
特に、雪化粧の山肌をオレンジ色に染めると、何ともいえない輝きを放て一際美しい。
ここ連日正月から青空をバックに雪をまとった摺古木山を眺めながら何とかおさえたいと思っていたのだが、ようやく今日天気と時間に恵まれた。
竜東から引き寄せようと思ったが、この谷なんと距離の短いことか、対岸の山が50mmでおさえられる。麓には冬色に染まった飯田のまちを従えて雄大にそびえる巨大な大地のシワはなだらかな中にも厳しさを刻む。
このなだらかに見える摺古木山も東西方向には結構な渓谷を刻み、あの向こう側は木曽谷、木曽町と大桑村になる。
ちなみに左横の風越山、会津にも同字同名の風越山がある、会津ではその隣にはこれまた富士山がある。
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