笠松山に登ろうと出かけたが、残念ながら林道が途中で閉鎖されていた。
仕方がないのでそこから引き返し、来た道を戻るのではなく鳩打線を大平へ下り大平宿を回ってきた。
まちとは標高差がある割には春は来ていて、青い空に白樺の木、咲き終わった桜、陽に輝く水、芽吹きを始めた雑木が賑わっている。
宿場特有の格子の組子で面を構える町並みは、時間とともに朽ち果て、その色つやを失っているとはいえ栄華を語るには十分。
むしろ修復や立て替えで色つや良く美しさを誇る新手の歴史よりは十分その歴史を語っている。
左いいだ道・右きそ道。私には長坂民造を思い出させる響き。
我がふるさとを思い出させ、何となく自分になじみを与える町並みだ。
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