かねてから行きたかった富岡製糸場。この3連休を使って行ってみた。3連休と行っても基本日帰りコースの我々、通常のナビ任せなら当然、岡谷ICから佐久へ抜ける道を出すのだが、それを無視して茅野から麦草峠を越えて佐久へ降りる道を選んで、道中からの富士の姿を期待した。麦草峠を下り「ふるさと」からの眺望を望んだが、あいにくの曇りに富士の姿は見られなかった。佐久から富岡までのルートも一般道の峠越えを考えていたが、すでにその体力は無く、佐久南ICから高速を使っての道中となった。
どうだろうか?規模は大きい。通常テレビなどで見る富岡製糸場はオレンジが濃く美しく見えるのだが、現物はもう少し白くなって色があせインパクトのあるオレンジ色では無くなっている。
時間を待ってガイドさんについて回ったが、世界遺産登録を意識してか?この施設が相当偉大なように解説を行ってくれたが、政井ミネのああ野麦峠、岡谷の製糸館、片倉一族を知る我々にとって、それは無理な話でしょうという節がいくつかあった。
さて、その規模を誇るこの施設。画像は寮。近代的に整備された工場で女工が過ごした場だが、ああ野麦峠から想像する生活とは打って変わって優遇されていたようだ。(説明では)いずれにしても切妻の屋根に、西洋風の建物は子供の頃育った村でもどこかにあったそれを思い出させてくれる雰囲気がある。どのような計画なのか全く知らないが、世界遺産に耐えられる施設を維持するにはまだまだ手をかけないと厳しいものがある気がした。