2009年9月27日日曜日

赤そば … 中川


期待はずれの晴天?天気予報では本日は雨。確かに昨夜は雨が降り続いていた。一転、今日は雲が多いものの秋の天気の代表、変わりやすくも晴天だ。
前から気になっていて、なおかつ昨日も気になった「信州里の菓工房」へ妻と出かけてみた。
個人的にはシャトレーゼに和菓子版が追加されたイメージだが、地元の栗が生かされていて多くの人の雇用の場となっていることには関心だ。
チェーン店のそれとはやはり何かが違う、安心感がある。
残念なのは、その建物がやはり東を向いていて西に位置する中央アルプスが見えないことだ。立地の条件からして間取りが仕方なくなるのは当然のことと思うが、南に位置したオープンな庭から西に連続して設けるとロケが良くなるのでは?冬の厳寒期は別として、春先の残雪豊かな中央アルプス、南アルプスを見ながらのひなたぼっこは最高に思える。
その帰りにこの時期定番の中川の赤そば祭りを覗いてみた。
実は赤そばよりは隣接のブドウ狩りに大型バスが数珠つなぎの状況、さほどの混みは生じていなかったが、我々地元のものには赤そばの方が魅力を感じる。
隣接の畑に赤と白が植えられているが、確か赤は白よりも優勢で赤は食べれれない。赤は花を見るだけで白はやがて赤に占領される話を聞いたことがある。
事実白の中に赤が入り込みこの数年で赤に化けてしまうのは確かかもしれない。そんなつもりはなくラフな格好、裸足にサンダル履き、おまけにカメラ持たず。携帯電話のカメラでどうか?
来年まじめに撮りに参ります。

2009年9月26日土曜日

曼珠沙華


先週開花したキンモクセイは、香りを残しつつすでに散り始め、雨でもくれば一斉にその花を落としそうだ。変わって登場が彼岸花=曼珠沙華…確か中森明菜がマンジュシャカと歌ったっけ。
正に地上の花火。お墓によく咲いているが、田んぼの土手にもよく咲いている。我が家では庭に2本あるが、それぞれ開花時期が異なって咲く。


午後から一回り、実は高所の銀杏がすでに黄色くなり始めるのではないかとコンデジ片手に車で走ってみた。
とうてい銀杏は緑一色でそんなことはない、駒ヶ岳の千畳敷カールはそろそろ紅葉が見頃になるのではないかと思いつつも、その様子は下界からでは確認できず。もっとも動いている本人が汗をかいているのだからまだまだ時期尚早か。
変わって道端のどこでも咲き誇っているのがコスモス。この花も開花時期がまちまちで、南でもう満開を過ぎているのに、飯島のコスモスはまだ蕾も多く満開とまでは行かない。
これは中川村のコスモス、暑いほどの秋晴れの中咲き誇っている。
ここ一月ほど紅葉までは一休みか?
だが、紅葉は花ほど幅がないから今から準備を整える。

2009年9月22日火曜日

キンモクセイ開花


連休も明日を残すだけ、夏休みを終える娘が東京へ出かけた。
夏休みという言葉が果たして適切かどうか?すでに秋休みではないか。
すっかり朝晩寒く、なおかつ北海道では初氷がすでに張ったそうだ。
庭のキンモクセイがすでに開花し、玄関先で香りが漂っている。
すっかり秋では?こんなに早く咲いたっけ?毎年開花を楽しみにしているが、昨年は少々剪定が過ぎたのか元気なく、なおかつ冬には葉を落として心配したのだが、何のことはない元気に花をつけ臭いを放っている。
キンモクセイはその小振りの花で一つ一つの花はのぞき込まないとわからない。更にのぞき込めば何とも赤ん坊の手のように、柔らかい曲線でグローブの用に開いている。
子供たちの夏休みも終わり、秋突入。冬休みでまた子供たちが帰省するのを楽しみに夫婦二人で秋を乗り切る事とする。

2009年9月19日土曜日

妻籠宿 … 再び

娘が合宿を終えて再び帰省したため、妻の休日に合わせてドライブを楽しんでいる。
今日は上矢作の風力発電所へ行こうかと思っていたが、青空が期待薄く初めて見る娘のインパクトに欠けると思い、同方向の妻籠宿へ足を伸ばした。
幼少の頃馬籠宿へは言ったことがあるがおそらくあまり記憶にないだろう、今年になって我々夫婦は2度目だが、行くたびに新たな発見がある。ごらんいただきたい、今話題の民営化された会社の方だ。何ともしゃれた格好で宿場の各戸へ郵便物を配達する。
この笠、正面に〒マークがプリントされ、なおかつ持ち運ぶバッグは木製の箱、側面に 御用 正面に郵便と書かれている。またこの宿場の郵便局もまた、町並みをそれに合わせたたずんでいる。


果たして格子の多いこの宿場だが、元々宿場に格子が多かったのかは疑問だ。
逆に我々が格子で宿場と古さをイメージとして作り上げている傾向は否定できない。
だが、各家の格子の一部に、必ず野の花が生けてある。これは感心する、たいそう派手な花ではないが、そしてまた今さっきそこからとってきた花のようだが、この花がその人々の人柄を現す。
どのようなものでも維持管理を行い、存続させていく難しさもあるが、一番大切なものは復興に立ち上がった志を受け継ぎ、継承させていく事だと思う。

2009年9月17日木曜日

御岳自然湖 ~ 木曽 大滝村


知る人ぞ知る大滝村自然湖、ネット上ではカヤックを使った自然体験で取りだたされている。これは是非行ってみたい。
ごく寂しい険しい谷間にその湖はある。私の知る限り名も無き自然湖。
自然湖と呼ばれるだけで○○湖ではない。
周辺の歩ける範囲を歩いてみたが、徒歩で行ける範囲は限られる。
やはりカヌー、カヤックでの水面からのアクセスが一番良いのがわかる。
この湖は、私がまだ学生時代、 昭和59年9月長野県西部地震でせき止められた川が自然に湖になった。あの地震は大きかった、まだ夏休みで帰省していた私は実家のベッド中で突然激しい揺れにおそわれた記憶がある。
並外れたそれまで経験したことのない縦揺れに、我が家がつぶれるのではないかと飛び起きた。
大滝村の中心部から自然湖へ向かう道中にその慰霊碑がある。
犠牲になった人は29名だそうだ、中には村外の方もいる。
紅葉は大変きれいな自然湖だが、この犠牲になった方々がそこにいることを忘れてはならない。
ご冥福をお祈りする。

2009年9月13日日曜日

下栗 ~ しらびそ高原

昨日の土砂降りと打って変わって本日は秋晴れ。
身近なところでは花の季節は終わり、次は紅葉を待つばかりだ。
天気に誘われて、下栗のそばの花が満開と聞きつけて弁当持ちで妻と出かけてみた。
下栗はほぼ3年ぶりくらい、自身の祖母も出所で幼少から、まだ自動車で行くことができない時代から徒歩で行っていた場所だ。あらためてその環境を見ると何ともすごいところだ。へんぴではなく自然環境に恵まれた良いところ。
四季を感じ、自然と一体感が得られる。…外に住む者の無い物ねだりか?ご当地では怒られることかもしれない。
そばの花は満開、ただ、残念なことにすべてが網で囲まれている。鹿害か?すべての畑が網で囲まれ道端から眺めてもすべて網だらけだ。
嘘か本当か?元々下栗部落は南アルプスの東側=静岡から尾根を超えて移り住んだ人たちの部落らしい。…個人的には納得できる。写真奥、南アルプスの向こう側は静岡県、大井川水系になる。…とすると私の体の中にも静岡の血が流れているのだが。


高原ロッジ下栗からさらに御池山を目指しそのまま しらびそ高原 へ回り込んでみた。前々より何度かチャレンジしたが、そのたびに通行止め。私の中では崩落の多い林道と思っていたのだが、道路はすこぶる整備されている。この天気、この季節、爆音を狭い谷間に響かせるバイクの集団が多い。おおよそ雑音の無いこの世界では、前後から迫るバイクの集団は音で判断でき待避することができる。
案の定、しらびそ山荘の駐車場は老若男女他県ナンバーのバイクがびっしりだ。…批判するわけではない。
道中、南アルプスの山並みが、真っ青な空に切り立つ光景が何度も見られる、よく判断できない御池山のクレーターを一望しながら緑一面の山中と、既に冷たい風中を走るのは気持ちがよい。
御池山クレーターは、言われればその稜線がクレーターの縁に見えるが、説明のまま理解できるのは確かにその部分の地層が縦に走っていることだ。
我々この谷で育った者は、中学で大沢岳に登る。…今は不明。そのときの記憶が昨日のようによみがえる、今のこの人生などとうてい想像のつくときではなかったが。
お地蔵さんの頭の上が 荒川前岳(3013)、右の平らが大聖寺平。これが南アルプス赤石岳から連なる稜線だ。右端に位置する大沢岳から稜線が二手に分かれ、一方は右に位置するぽっこりとした丸山(2373)になる。
稜線までの水平距離8.2km、ここまで迫ると手前の大沢岳の稜線の死角に赤石は隠れ見ることができない。陣馬形から見た眺めとは全く異なり、その雄大さが、山肌の荒々しさが目で見ることができ、日本列島の造山運動が、自然の力がいかに大きなものか思い知らされる。

2009年9月5日土曜日

北へ


先週は仕事で土日をつぶしてしまった。
今週は、治部坂のコスモスがどうかと思っていたが、同じコスモスを北でおさめてみようと走ってみた。やはり早い。標高の差からか?北でもまだまばらな先具合。飯島に畑一面にコスモスの花の咲く場所があるが、そこでも駄目だ。
更に足を伸ばして、桜以来の光善寺へ。
松川町を過ぎて飯島町へはいるととたんに路傍は花が多くなる。
地域性なのか?ちょっとした土地に花が植えられて彩取りをなしている。…立派。
どこの道でもそうだが、または家でもそうだが、花の好きな人の存在は見ればわかる。コスモスは断念したが色とりどりに咲き誇る畑があった。
霊犬早太郎はいかがか?
桜の時期には着物が似合う場所だが、年をととして待ち続ける犬に思えて仕方がない。
何度となく訪れた光善寺だが、行くたびに新たな発見がある。今日はちょうど仏前結婚式が行われていた。少々なじみのない光景ではあったが、それでもただひたすら座り続ける霊犬は五重塔をバックにひたすら待ち続ける。